2020年代も半ばを過ぎた。22年から続くインフレ・円安の波は4年目に入っても収束の気配はない。この春も食品をはじめ様々な消費財の値上げが相次ぐとみられ、生活者の財布の紐はいまだ固いまま。世界に目を移せば、内向き志向を強める国家間の対立はますます深ま ...
カカオショックによる原材料高騰、アイスやスイーツなどへの他カテゴリへの流出、地球温暖化による消費減退など逆風下にあるチョコレート市場で、ロッテは上期(4-9月)好調に推移、下期に向けても勝算を見出す。
取材に応じたマーケティング本部ブランド企画部企画一課の大須賀遥香氏は「『さくさくぱんだ』では初めて商品名に“しあわせ”の文言を入れて情緒価値をプラスした商品名にした。味覚だけではなく、食べたあとの感情も価値として伝えていきたい」と力を込める。
キリンビバレッジの井上一弘社長は12月19日、年末会見に臨み、今年に入り好調に推移している「生茶」について「1-11月累計販売数量が前年同期比15%増と好調を継続している。リニューアルコンセプトの筋が良かった点と全員参加の営業活動が奏功した」と振り返 ...
2025年の食品業界の幕が開いた。今年の干支は、乙巳(きのとみ)。60年周期の干支では42番目に位置し、「努力を重ね、物事を安定させていく」という意味合いを持つ年とされている。安定は誰しもが願うことだが、海外では国家間の紛争の終焉が見えない。わが国の ...
12月17日、年末会見に臨んだ米女太一社長は「140周年を機に生活者とのブランド接点を最大化していくことをテーマに取り組み、様々な140周年記念商品を発売した。加えて『特濃』シリーズが市場に定着して成長の大きな原動力になった」と振り返る。
「タフグミ」は2014年に誕生し、ロングセラーの競合ブランドと肩を並べるまでに大躍進を遂げた理由について、取材に応じた荒殿郁海マーケティング本部ブランド企画部企画三課課長は「一番支持されているポイントはクセになる高弾力の食感にある」と言い切る。
原料高やコスト高を背景に価格改定に踏み切るも、消費者の生活防衛意識は強まり、末端では再び価格競争が盛んになってきた。ほかにも、世界情勢や気候変動など不安要素を多く抱えたまま新しい年を迎えた。一方で大阪・関西万博の開催、それに起因するインバウンド需要の ...
物が少ない時代から庶民に幸せを与える存在として知られる焼酎割り飲料「ホッピー」が、発売76年を迎えた今年、高級業態の料飲店に初導入された。 採用されたメニューは、村田酒店(福岡県)の粕取焼酎「銀二郎」を「ホッピーブラック」で割る「銀ちゃんホッピー」。
ホッピービバレッジは、看板商品「ホッピー」をはじめとするガラス瓶の環境面でのメリットを再提示し、地球環境にやさしい容器としてガラスびんの復権に挑む。
なかでも効果がみられているのが冷蔵・冷凍ショーケースへの扉の設置で、オープンケースに両開きの強化ガラス扉を導入し、冷気漏れを改善し外気の侵入を抑えることで大幅な省エネ実現が期待されている。28店舗で設置前後の8か月間(23年3~10月と2024年3~ ...