益子焼で知られる「陶芸のまち」、栃木県益子町にある県立益子芳星高校の生徒たちが、積極的に地域に関わる活動に取り組んでいる。同町には、春秋の陶器市に大勢の観光客が集中するが、それ以外の期間との差が大きいという長年の課題がある。生徒たちはこのほど、東京の ...
不登校の現状や教員の休職状況からは、数字に表れない場合も含め、潜在的に違和感を抱えながら過ごす子どもや先生が大勢いることがうかがえる。一見すると大きな問題はなさそうだが、本人も無自覚のまま、心に麻酔を打ちながら学校に行っているようなことが、子どもにも ...
「不適切指導で実際に命を落とすことがあると知っていただくために、要望書を文科省に手渡ししたいと考えました。改訂版に『不適切な指導』が入ったのは、文科省としても『不適切な指導』をなくしていきたい気持ちがあったのだろうと思います。生徒指導は必要だと思って ...
保護者や地域からの過剰な苦情や不当な要求による教員の負担が課題となる中、文部科学省は複数のモデル事業を通して学校への支援体制の強化に乗り出している。2024年度から学校管理職OBを教育委員会に配置して相談を受けたり学校に専門家を派遣したりする事業を始めたのに加え、24年12月に成立した24年度補正予算を受けて、民間団体が保護者からの電話を受け付けて内容を整理・分類するモデル事業も新たに導入する。苦 ...
地域の課題となっている小学校の小規模校化などに対応できる次世代リーダー教員を養成するため、鳴門教育大学と徳島県教育委員会はこのほど、同大の2027年度入試(26年度実施)から「地域教員希望枠」を導入すると発表した。。同県内の小学校では単学級校が増加しており、今後は学校間連携を推進する力などを持つ人材が必要になる。学部4年間と教職大学院3年間の7年一貫型で、同県の未来の教育を担う教員を安定的・継続的 ...
15歳だった頃に過ごしていた都道府県で将来的に暮らしたいと考える18歳前後の若い人たちの割合は、三大都市圏の方が地方圏より高いことが1月6日、日本財団の行った「18歳意識調査」で明らかとなった。高校生の回答者の進学意識などでも三大都市圏と地方圏の差がみられ、地域間の教育格差の一端が浮き彫りとなった。
国際教育到達度評価学会(IEA)によるTIMSS(国際数学・理科教育動向調査)で、日本では男子の平均得点が女子より有意に高くなるなどのジェンダーギャップが浮かび上がった。以前からこうした理数分野のジェンダーギャップは国際的な課題となっているが、日本でもこの解消に向けて、女子の児童生徒をターゲットに、ITをはじめとする理数分野への興味や仕事へのイメージを持ってもらう取り組みが始まっている。日本でポイ ...
部活動改革を進めたことで学校全体が変わったと語るのは、聖学院中学校・高校の日野田昌士教頭だ。インタビューの最終回では日野田教頭に、新たな発想で進めた改革の成果や今後の展望を聞いた。
地方の小さな県の教育改革に、全国から熱い視線が向けられている。独自に小学校での25人学級を推進してきた山梨県では、その効果を踏まえ、2026年度までに小学校全学年で25人学級を実現させる見通しだ。それだけでなく、23年度から始まった「文書半減プロジェ ...
東京都港区は今年4月に始まる新年度から、全区立小学校の1年生に「プレクラス制度」を導入する。入学当初の1カ月のクラス編制をプレクラス(仮の学級)として児童の状況を把握し、児童の特性などを考慮して5月に正式なクラスを編制する。区教育委員会によると、全区 ...
これからの教師の学びの姿は「児童生徒の学びの相似形である」と、中教審答申が指摘してから2年がたつ。児童生徒に対しては「主体的・対話的で深い学び」の実現に向けて学校現場が動き始めているのに、教師の研修は研修担当者による講義を中心とした一方向的な学びにと ...
いじめにつながるかもしれない言動に気付き、自ら変えていく力を養おうと、東京都江東区立北砂小学校の6年生を対象にこのほど、応援を題材にした「道徳」の授業が行われた。子どもたちは、試合には勝ったものの、味方の応援に違和感を覚えた小学生のアニメーション動画 ...