国の援護区域外で長崎原爆に遭った「被爆体験者」が被爆者認定を求めた訴訟で、一部原告への被爆者健康手帳交付を長崎県と長崎市に命じた長崎地裁判決に関し、県と市は24日、福岡高裁に控訴した。大石賢吾知事と鈴木史朗市長が原告と面会して理由を伝え、知事は「皆さんが被爆者認定を心待ちにされる中、つらい思いだ」と釈明した。原告側も控訴する。
北海道・知床沖の観光船沈没事故で、業務上過失致死容疑などで逮捕された運航会社の社長桂田精一容疑者(61)が「天候が悪化したら、船長の判断で引き返すと思っていた」という趣旨の供述をし、容疑を否認していることが24日、捜査関係者への取材で分かった。検察が起訴した場合、桂田容疑者に事故が予見できたかどうかや、沈没との因果関係があったかどうかが争点になりそうだ。25日で逮捕から1週間。
伊藤信太郎環境相は24日の閣議後記者会見で、東京電力福島第1原発処理水の海洋放出を巡り、国際原子力機関(IAEA)主導の枠組みの下で監視体制を拡充し、中国など参加国に試料採取を認める日本政府の方針について「(日本の)国家主権やIAEAの独立性、権威が尊重されることが前提だ」と強調した。 拡充の内容は「今後、IAEAで具体的に議論される」と述べるにとどめた。
2025年大阪・関西万博で民間パビリオンを出展する三菱大阪・関西万博総合委員会は24日、大阪市で「三菱未来館」の展示概要を公表した。深海や火星に向かう時空を超えた旅を通じ、生命の起源や進化を学ぶ映像体験を提供する。 テーマは生命を巡る旅を意味する「JOURNEYTO LIFE」。高さ約9メートルの湾曲したシアターで流れる約9分の映像を、100人程度が同時に鑑賞する。最新の学術研究に基づき、深海で誕 ...
出入国在留管理庁は24日、人手不足に対応するため創設された在留資格「特定技能」で日本に滞在する外国人が、6月末時点で25万1747人となり、過去最多を更新したと発表した。特定技能は即戦力の労働者を確保するため2019年に始まり、政府は受け入れの拡大を進めている。 人材難が深刻な建設や介護、農業などの12分野が対象で、最長5年働ける1号と、熟練技術を要し家族帯同が可能な2号がある。入管庁によると、6 ...
大相撲の西関脇大の里(24)=本名中村泰輝、石川県出身、二所ノ関部屋=の大関昇進が25日午前、東京・両国国技館で開かれる日本相撲協会の九州場所(11月10日初日)番付編成会議と臨時理事会で正式に決まる。 初土俵から所要9場所は羽黒山、ともに幕下付け出しの豊山と雅山の12場所を更新して昭和以降最速。新入幕から所要5場所は、年6場所制となった1958年以降新入幕で大鵬の6場所を超えて最速となる。幕下1 ...
落語家の三遊亭王楽さん(46)が来年2月、七代目三遊亭円楽を襲名することが24日、発表された。父は演芸番組「笑点」の大喜利メンバーとしても知られる三遊亭好楽さん(78)。六代目円楽さんの命日である30日に記者会見する。 王楽さんは2001年、笑点の司会を務めた五代目円楽さんに入門し、最後の弟子となった。09年に真打ち昇進。伸びやかな感性と現代性が特徴で、持ちネタは約200あるという。
24日で開幕まで500日となった2026年ミラノ・コルティナダンペッツォ冬季五輪で、フィギュアスケートの日本勢にメダル量産の期待が懸かる。日本スケート連盟は開催国内に初めて練習拠点を確保。8月にイタリア北部で実施した強化合宿には多くのトップ選手が参加し、本番へのイメージを膨らませた。 「最高の環境を勝ち取れた。選手をフルサポートできる」。日本連盟の竹内洋輔強化部長は自信たっぷりだ。通例、五輪の開幕 ...
女子ゴルファー日本一を決める日本女子オープン選手権は26日に茨城県大利根CCで開幕する。24日は公式記者会見が行われ、今季6勝で年間ポイントランキング1位の竹田麗央は「一番大きな大会。最終日に優勝争いできるように頑張りたい」と語った。 3週前のソニー日本女子プロ選手権に続く国内四大大会2連勝が懸かる。今大会のコースはパー72で6845ヤードと距離が長く、飛ばし屋の竹田とは相性が良さそうで「(2打目 ...